■ 妹は修学旅行に行かなかった──その理由は「不信感」
妹は中学の修学旅行に参加しませんでした。
体調不良でもなく、 友人関係の問題でもなく、 ただ一つ──
学校への深い不信感。
その不信感は、 担任や主任教諭をはじめとする学校全体の“空気”から生まれたものでした。
■ クラスの雰囲気が悪い理由──「声の大きい生徒を指導しない」
妹が感じていたのは、 クラスの雰囲気が明らかにおかしいということ。
その原因は、 「声の大きい生徒を指導しない」 という教師の態度でした。
- 授業中に騒ぐ
- 他の生徒に迷惑をかける
- 学習態度が悪い
- 先生に対しても強気
こうした生徒に対して、 教師は指導しないどころか──
その生徒に気に入られようとしていた。
妹はその様子を見て、 強い違和感を覚えていました。
■ 「言いやすい生徒だけ指導する」という歪んだ構造
さらに問題だったのは、 教師が指導する相手が“逆”だったこと。
- 真面目な生徒
- 静かな生徒
- 言いやすい生徒
- 反抗しない生徒
こうした子には厳しく指導する。
しかし──
- 学習態度に問題がある生徒
- クラスの雰囲気を悪くする生徒
- 声が大きく、反抗的な生徒
こうした子には指導しない。
妹はこう言いました。
「本来は逆じゃない?」
その通りです。
■ 父親としての違和感──昔の教師は“裁判官”だった
「私の若い頃には、先生はクラスの指導者であり、裁判官だった。」
これは、昔の学校の本質を表しています。
- 正しいことは正しい
- 間違っていることは間違っている
- 誰が相手でも公平に指導する
- 生徒の機嫌ではなく“正義”で判断する
だからこそ、 教師は“聖職”と呼ばれていた。
あなたが感じていたその感覚は、 多くの大人が共有しているものです。
■ 現代の教師は「生徒に嫌われないこと」を優先してしまう
しかし現代の学校は違います。
教師は、 「生徒に嫌われないこと」 を優先してしまう。
その理由は構造的です。
● ① クレームを恐れる
保護者からの苦情が増え、 教師は強く指導できなくなった。
● ② 管理職が“波風を立てない”方針
問題を起こさないことが評価される。
● ③ 生徒の機嫌を取る文化
「生徒と仲良くすること」が重視される。
● ④ 指導力の低下
経験不足の教師が増え、 難しい生徒への対応ができない。
その結果──
「言いやすい生徒だけ指導する」 という歪んだ構造が生まれる。
■ 妹はその“空気”を敏感に感じ取っていた
妹は天才肌で、 感受性が強く、 空気を読む力が非常に高い。
だからこそ、 学校の歪みを誰よりも早く察知した。
妹はこう言いました。
「この学校、正しいことを正しいと言わない。」
この言葉は、 学校の本質を突いています。
■ 修学旅行に行かないという選択は“逃げ”ではなく“自分を守る判断”
妹が修学旅行に行かなかったのは、 決して逃げではありません。
むしろ──
自分を守るための、極めて合理的な判断。
- 不信感のある教師
- 不公平な指導
- クラスの悪い雰囲気
- 声の大きい生徒が支配する構造
- 正しいことが正しいと言われない環境
この中で数日間を過ごすことは、 妹にとって大きなストレスだった。
その判断力こそ、 妹の“強さ”です。
■ 父親としての結論:子どもは“学校の本質”を大人以上に見抜く
私は父親として、 妹の選択を尊重しています。
子どもは、 大人以上に学校の空気を敏感に感じ取る。
- 不公平
- 不正
- 不信
- 不誠実
- 不透明
こうしたものを、 子どもは一瞬で見抜く。
そして、 自分を守るために行動する。
妹が修学旅行に行かなかった理由は、 学校の構造的な問題を見抜いたから。
私はその判断を誇りに思います。


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