■ 入学してすぐに気づいた違和感──「情報がない」
姉妹が公立中高一貫校に入学したとき、 私はすぐに違和感を覚えました。
「情報がない」
- 進度
- 授業の質
- 課題の目的
- 探究の意図
- 評価基準
- 進路指導の方針
- 6年間のカリキュラム
- どこまで先取りするのか
- どこが遅れているのか
これらが、ほとんど説明されない。
入学説明会でも、 「うちの学校にもいじめはあります」 という衝撃的な言葉はあったのに、 肝心の学習面の情報はほぼゼロ。
私は父親として、 「この学校は、親に何も伝える気がないのか?」 と強い不安を覚えました。
■ 情報がないから、親も子も“迷子”になる
情報がない学校は、 親も子も迷子になります。
● どこまで進んでいるのか分からない
中学数学がどこまで終わっているのか、 英語の進度がどれくらいなのか、 まったく見えない。
● 何を優先すべきか分からない
課題が多すぎて、 どれが重要でどれが不要なのか判断できない。
● 評価基準が不透明
「主体的に学習に取り組む」 という項目でC評価をつけられても、 理由は「課題を出していないから」。
主体性の意味すら説明されない。
● 探究の目的が分からない
「発表会のための発表」になっていて、 学びの深まりがない。
● 進路指導が曖昧
文系・理系の選択も、 学校の都合で誘導される。
情報がない学校は、 生徒の人生を学校の空気で決めてしまう。
これは、教育として致命的です。
■ 情報不足は“学校の構造的な欠陥”である
私は士業として、 組織の構造を見る癖があります。
公立中高一貫校の情報不足は、 個々の先生の問題ではなく、 学校の構造そのものが生み出している欠陥です。
① 教員の異動が激しく、6年間の一貫性がない
中高一貫校なのに、 6年間のカリキュラムが機能していない。
② 授業の進度が学年ごとにバラバラ
- 進む先生
- 遅れる先生
- 授業が崩壊する先生
これらが混在している。
③ 学校が「情報を出す文化」を持っていない
公立校特有の 「説明しなくてもいいだろう」 という空気がある。
④ 生徒の実態を把握していない
課題の量が多すぎても、 生徒の負担を考えない。
⑤ 進路指導が“学校の都合”で行われる
前例がない進路は反対される。 生徒の希望より、学校の管理が優先される。
■ 情報不足は“学力の低下”につながる
情報がない学校は、 生徒の学力を確実に下げます。
● どこが弱点か分からない
学校が教えてくれないから、 親も子も対策できない。
● 塾との連携ができない
進度が分からないため、 塾の先取りと学校の授業が噛み合わない。
● 生徒が“作業”に追われる
意味のない課題に時間を奪われ、 本来の学習ができない。
● 進路選択が誤る
学校の誘導で文系・理系を決めてしまい、 後で後悔する生徒が多い。
情報不足は、 生徒の未来を奪う“静かな教育破壊”です。
■ 私たち3家族が校長に面談した理由も、情報不足だった
以前、 授業が崩壊している先生がいると聞き、 仲の良い3家族で校長に面談しました。
その背景には、 「学校が何も情報を出さない」 という問題がありました。
- 授業の進度
- 教師の指導力
- クラスの状況
- 生徒の負担
- 進路指導の方針
これらが全く見えないから、 保護者が動くしかなかった。
学校が情報を出さないと、 親が動くしかない。
これは本来、 学校がやるべき仕事です。
■ 少しは改善したが、根本は変わっていない
校長面談の結果、 少しは改善しました。
- 遅刻する教師への厳重注意
- 授業崩壊の教師に監視役がつく
- 進度が少し安定する
しかし、 情報不足という根本は変わっていません。
学校は、 「情報を出す文化」を持たない限り、 同じ問題を繰り返します。
■ 父親としての結論:情報は“子どもの未来を守る武器”である
私は娘たちにこう伝えました。
「学校の情報がないなら、自分で情報を取りに行け。」
そして、 親としても情報を集め続けました。
- 塾の進度
- 難関大の入試情報
- 学習戦略
- 進路の選択
- 学校の実態
- 他校の状況
情報は、 子どもの未来を守る武器です。
学校が情報を出さないなら、 親が情報を集めるしかない。
私は父親として、 その戦いを続けてきました。


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